特集www Vespa PX150Euro3 ユーザー納車整備

PX-WH
Vespa PXは、1977年にP125Xがリリースされて以来エンジンやフレーム等ほとんど変わること無く2016年まで生産され続けています。

スタイルもさることながらハンドチェンジ機構によるマニュアルミッションやコンパクトな2サイクルエンジンが搭載されており、見た目からは想像できないキビキビとした走りが特徴です。
一方で、その性能を十分に発揮するためには、納車前の整備が大変重要と言われています。
乗って見たいけどクラシカルなモデルだからと一線を引いてしまう方も多いようなので・・・

今回、ベスパ初心者の私(CNX41)がイタリア、ポンテデーラの工場から出荷された状態のPX150Euro3(2016年式)をユーザー自身が整備を実施してもちゃんと走り出すことが出来るのか?という検証を行ってみました。

PX150Euro3ユーザー納車整備 その1<ハンドル回り・シフト>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その2<ハンドル回り・スロットル>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その3<ブレーキ・クラッチレバー>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その4<エンジン回り・シリンダー>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その5<シリンダー・ピストン>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その6<リアハブ・アクスル>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その7<クラッチカバー・オイルポンプギヤ>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その8<リヤブレーキ>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その9<ガソリン・オイルタンク>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その10<キャブケース分解・他>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その11<キャブレター分解・清掃>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その12<キャブケース加工・他>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その13<キャブケース・オイルポンプ取付>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その14<キャブレタ・エアクリーナー・チャンバー>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その15<シフトワイヤ・他>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その16<試走1>
PX150Euro3ユーザー納車整備 その17<フロントブレーキ>

ひとまず走り出すまでが上記17ステップ。
行った整備はお世話になっているベスパ専門店で実施されている標準納車整備を倣っています。(一部私的整備は除く)
所要期間は大体5~6日ぐらいでしょうか?
(お店では1~1.5日な作業です)
エンドユーザとして感じた個人的な意見としては・・・
「PXを壊さずに快適に走らせるために全項目必ず実施しなければならない作業」
であると思いました。

特にキャブレターケースやオイルポンプ廻りは素人目にみても初期組み付け状態がそんなに良くない事が判ります。
経時的なオイル漏れでキャブケース内が汚れている車輌を見かける事や、Euro3で高速走行中にオイルポンプギヤによる動作不良で焼き付いたという方がいるというのもなんとなく納得。
一旦全部バラして、段差や接合面を整えたりオイルポンプの動作状態をチェックする事はとても大切だなーと思いました。

今回の白PX固有のトラブルはオイルタンクの組み付け不良によるオイル漏れ。
フレーム内にかなりの量漏れてました。
これも一度やホース類を外してタンクの状態を確認しないと判明しない事象になります。
放置していてもすぐには問題にはならないかもしれませんが、いずれ謎のオイル漏れが発覚する感じだったと思います。

全作業的に「難しい」とか「特殊だ」というものはほとんどありませんが、実施する項目や作業内容が多岐におよびます。ので時間はかかります。

個人的な備忘録ではありますが、ハンドチェンジのラージベスパ購入を検討されている方やご興味のある方に参考になればよいなと思います。

<おまけ>
ベスパを取り扱っている大手正規代理店での納車整備費用の平均は5~7万円。一般的なベスパ専門店でも3~5万円ぐらいと言われています。
走り出す前に不良箇所や動作不良等をチェックしてトラブルを未然に防止するというような名目計上項目ですが、業界的に商取引上の慣例としてチャージしているという側面も否めない(端的には請求はするが作業はほとんどしないwww)ので、PXの場合は一考….いや、確認する必要があります。やっぱり伝票に数字を載っける以上はちゃんとやってもらいたいですよねー(笑)

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