ABS-ASR その1<ABS>

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<ESS用のフロントショックはいつ頃ラインナップされるのでしょうかね?>
GTS300Touringには、ABS-ASRシステムが採用されています。
セーフティデバイスとして今後広く普及していくと思われますが、現時点で小排気量スクーターに両方が装備されている車輌は多くありません。
一般ライダーにとって、ABSは安全に「停まる」という部分で相当効果的で、私自身はABSが装着されていない車輌はPXだけで、それ以外の車輌はかなり前からABSが装備されています。(あ、ET3・・・Sprint125・・・・ww)
使って見ると、いままで「これ以上握ったらロックするかも」という領域から実際にロックしてしまうまでの間にかなり幅があってホントにしっかりとタイヤを押しつけて制動されている事が体感できます。トラクションコントロールシステムとの併用でかなり安定した走行性能が確保できます。(サーキット走行でも「カクカク」「カチカチ」させながらほどよいスリル感で大きく破綻することなく楽しめます。)
サーキットや下りのワインディングなんかでリヤチョイ浮きハードブレーキングからの進入スライドみたいな乗り方が出来るライダーはともかく、我々のような一般ライダーはなかなかそこまで車体を抑え込めません。どこかで荷重が抜けてしまって制動力低下orロックみたいな感じになってしまうと思われます。特にリアヘビーなスクーターにおいてはより著明にその傾向が出ると考えられます。そういった意味でもABSの存在は大きいです。

さて、ABSシステムの整備および、P.A.D.Sによる各種センサ類の動作チェックおよび調整が完了しましたので、GTS300Touring でもABSの作動を本格的に試してみる事にしました。
まず、最高速付近からリアブレーキのみを全力で握り込みます。
制動初期にロック傾向を感じます(多分実際にはロックしていないと思う)が、軽いタイヤスキール音とともに、荷重が抜ける事無く制動していきます。リヤタイヤロックの原因となりやすい、制動初期の車体浮き上がりもあまり感じません。

次に、リアは同じく全力で握りしめ、同時にフロントブレーキもしっかり握って可能な限り最短距離での制動を試みます。(結果的にはリヤABS作動しっぱなし・フロントは一発目の握り込みのみ作動)車体姿勢が乱れることもなく、前後2輪が同じ感じで路面を押さえつけているイメージで制動されました。普段使いでの急制動は多分こんな感じのブレーキなのかな?前後輪ともにロックはしませんでした。

最後はフロントブレーキのみを可能な限り握り込んでみます。前後バランスの良い車輌であればこういう使い方も当然あるわけですが、スクーターではあまりしない?
地味に恐怖心が芽生えて、いきなり「ガツッ!!」とは握れずにビビりながら何度か深めに握り込んでABSが作動することを確認後、覚悟を決めて試してみました。
もっとダイビングして、ガクガクしたりしまうかと思っていたのですが、沈み込んだ奥で、ABSがカチカチ作動した状態が維持されます。もとに戻ってしまったり、ズコッっとすっぽ抜けてしまうような怪しい挙動も感じませんでした。スクーターにおける、従前自己体感よりも相当奥までブレーキを使った感触が残りました。気持ちよかったー(笑)

わざとABSを作動させて走行する必要はありませんが、何かの時に躊躇いなく握れるという大きなメリットだなーと改めて感じましたねー。

GTS300TouringのABSは大変グッドフィーリングです。(初期の点検調整は必須です)

ASR(Anti-Slip-Regulation)編に続く

<おまけ>
約25年前、私が峠の走り屋小僧の頃はABSはオプションでした。
当時はタッチが悪かったり、有り・無しでブレーキ・ハブ回りの部品が異なったり、ドライビング技術習得には阻害的であるという意見が主流であったため、スポーツ系ユーザには人気がありませんでした。
しかし、イマドキの皆さんの車輌はABS付き。
技術が低下したかと言えばそんな事はなく、むしろブレーキがギリギリまで使えるので18才の若葉マーク付きドライバーがヒョイ!って感じで簡単にブレーキングドリフトしてたりしています。躊躇無く踏めるので、「ここまでイケる」ってのを体感しやすいのかなと・・・

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