Monthly Archives: 8月 2016

PX150Euro3「つづき」

つづきです。
CDIPX
PX150Euro3では・・・
①アイドルジェット
②エアクリーナー
③マフラー
④CDI
で、エンジン出力をコントロールしています。
とくにCDIは7000rpmで点火がカットされる仕組みになっていますので、大口径キャブレターをつけても排気量を上げても7000rpmで頭打ちなってしまいます。

ノーマルのPXはパワフルさには欠けますが、ビューンとフラットトルクで回っていくフィーリングはけっして悪くない。
もう少し回るかな?ってところで点火がカットされてしまい、シフトアップすると回転が落ち込んでパワーバンドを外れてしまいます。
結果的に「Euro3のノーマルは使えねーぞ!!」って事になります。
で、前ポストな感じで弄って行く事になるんですが・・・

そんな中、Euro3には別の流れ出てきています。
まずは第1弾。
上記のモザイクパーツ。
装着するとCDIの7000rpmカットが無くなります。(7000rpm→9000rpmにシフト)
電装パーツを取り替えるだけでグッとパフォーマンスが上がるってのは、ライトチューニングですねー。
メーカー様は排気量上げたりした車輌にオススメですとおっしゃっていますが・・・・
あえてノーマルのEuro3にコイツを装着するのが面白そうです。

「ジェット交換」と「エアクリーナー小加工」だけを施した車輌にコイツを装着すれば、静かでフラットトルクの穏やかなエンジン特性のまま、シフトのつながりも良くなってエレガントに乗りやすくなるかもしれません。

まもなく装着予定風www

あ、ネタ元はfrom整備長です

<おまけ>
私自身は弄くり壊すのは嫌いではないので、その行為自体は楽しいです。
が、所詮は小排気量の実用エンジンですので、簡便な方法で程々のパフォーマンス向上を得る方法があるのであればそちらがベター。こいつはそんなベクトルのパーツになりますかね。

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PX150Euro3「おさらい」

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白PXはド定番のライトチューニング仕様でひとまず落ち着いています。

実施したチューニングを順列してみると・・・

1.スロージェット交換
Euro3の場合、極端に燃調が薄くなっています。
ビックリするくらい乗りにくいです(笑)
アイドルジェットをノーマル(45-140)から番手を上げる(48-140)事で中域のしっかり感が出て格段に乗りやすくなります。その際にミクスチャースクリューも併せてちょっと開いてあげるとスロットルレスポンスも良くなったりします。
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どうしてもフルノーマルで走り出したいって人は別ですが、
アイドルジェットに関しては乗りにくいだけで何のメリットもないので
納車整備と併せてやってもらうのが良いと思います。
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2.チューブレスリム+タイヤ換装
スチールホイールとチューブタイヤと比べ、バネ下重量やタイヤ全体としての転がり抵抗が軽減されて「曲がる」「止まる」に貢献してくれます。サスペンションの動きにも軽快感が出て乗りやすくなります。モトではあまり話題になりませんが、チューブの転がり抵抗やタイヤの変形って結構大きいので非力なPXでは地味に大事かなと思います。
パンクのことも含めると、費用対効果はライトチューニングパーツの中ではダントツかと思われます。
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気分的にはチャンバー換えてみたいところですが、まずはタイヤをヤルのをオススメします。
路面との唯一の接点がタイヤですので、ライトチューニングではコレが一番大事かもしれません。
ハイパフォーマンスタイヤに換装することで走りがガラッと変わります。
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3.チャンバー交換
ノーマルのモーターっぽいフラット感は無くなってしまいますが、中~高域でのフケが良くなります。
レブリミットの7000rpmまで無駄なくエンジンを使えるようになります。
パーツとしては通過儀礼的な気もしますが、換装すると確かに変わるので順番としては3番目。
おすすめはBGMPROのBIGBOX Touringの1択ですwww
ノーマル形状で音も控えめですが、ワイドパワーバンドでとても乗りやすいです。
それっぽいチャンバーももちろんアリですが、容量がデカすぎたり、構造がストレート過ぎたりしてライトチューニング向きでない製品も多いので選択が難しいかもしれません。
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ライトチューニング仕様のPXでビッグボックスより良いなーと思うのが装着された車輌に乗ったことは今のところ無いです。
それっぽいヤツで左出しはスペアタイヤが付かないとか、
右出しは抜けすぎてスカスカみたいな感じで印象は全然よく良くないです(笑)
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街乗りメインの方はここまでがベターバランスかなと思います。
さらにプラスアルファとして・・・・

4.サスペンション交換
ホントは3番目のような気もするのですが、コスト的な問題があるので4番目かな?
新車の場合、街乗りの普段使いであればノーマルショックでも別段支障は無い気がします。
まーホントに気になるまではノーマルでオッケーって感じかなーって・・・
一方で、ある程度乗って見ると加減速時の挙動変化が大きく出ることや、アンジュレーションを拾った後の収まりが悪いところなどが気になります。
ショックを換装することで、この辺りが解消されます。
全般的には路面追従性が上がり、トラクションが安定して懸かるようになります。高速道路やワインディングの下りなんかではその違いが体感できると思います。
ダイビングやスカット等もコントロールされるので、スロットルやブレーキ操作で車体を動かしやすくなり、ライドバビリティ向上にもつながります。
大変有用なチューニングです。
Malossi・Bitubo・BGM Tuning等各社から削り出しのサスペンションキットがリリースされています。
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ですが・・・価格が高い。
ガス封入式アジャスタブルショックはPXの車格には釣り合わない(笑)
ストリートユースでアナログプリロードや24段ダンピングとかもオーバースペック風です・・・
換装した方が良いに決まっているのですが、ちょっと悩ましいところです。
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5.シリンダー+キャブレター交換
150ccはスパッと回るけど、200ccに比べると線が細い。
エンジンキャパシティを増やすとバランスが良くなります。
低中速のトルクも太くなりますし、トップスピードも上がります。
お手軽なのは177ccキット。
シリンダー・ピストンとヘッドの換装だけのほぼボルトオンな作業となります。
個人的にはアルミシリンダーのキットがオススメ。
アルミ特有の軽やかな回りが体感できます。
Euro3の場合はレブリミットが7000rpmですので、キャブレターの換装は必須ではありません。
純正のSI20/20でもキャパシティアップの恩恵を得ることが出来ます。
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わずか22ccの差ですが、スロットルで車体が前に出せるようになります。
3速・4速で使いたい回転域のトルクがしっかりあるのでとても乗りやすくなります。
Euro3でも200ccがあれば良かったのになーと思わせてくれます。
私はキャブも交換しましたが、レブリミットが低いEuro3の場合、
ノーマルキャブ使い切りのほうが、セッティングしやすいかもしれません。
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ここまでヤルと楽しくPXに乗れるようになります。
個人的にはGTSの出番がなくなってしまうくらいよく走るようになりました。
ワインディングでも高速道路でもそれなりで楽しいです。

ちなみに、どれか1つと言われたら迷わずチューブレスを選びます。
(チャンバー交換だけは選ばないwww)

ここまでがおさらい。
この先の話と、Euro3の場合は別の方法もあるかもというってのが本題です。

<本題につづくwwww>

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50S その4

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引き続き見境無くドンドンバラして行きます。
ショートパーツの構成等は組み立てるときに勉強することにしよう(笑)
ベアリングも抜かないといけないのですが、とりあえずケースがゴロンと転がせるようになりました。

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ひとまず灯油でジャブジャブしてケースの形態を確認中。
外側がボロボロだったので気がつきませんでしたが、ケース内も結構汚れています。
とりあえずお盆休みって事でバラしはここまで。
8月中には動かせるとよいなー

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50S その3

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昨日

そして今日・・・
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かろうじでエンジンケース本体が見えるようになりました。
昨日に引き続き目の前にある外せる物を全部外してみました。
午前中に始めましたが、気がつけば18時を回っていました。

あー集中できる(笑)

最近は、オジサン化が進行して本業でも集中力に欠けているなかでなかなかの楽しさです。

明日のプログラムはベアリング類を外して、ケースや各種バーツを灯油でジャブジャブするところまで行く予定。

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KTC コンビネーションレンチ

KTC ms2
さらに思い出したように工具のポストを続けます(笑)
イマドキな車輌だとトルクスやヘキサゴンがメインでいわゆるボルトを締緩する機会がほとんどありません。
(車なんかホント見かけなくなりました)
あってもソケットレンチが使える。
なので、携行本数が少なく出来るという理由でスパナセットを使っていました。
ベスパはネジとボルトでできているので、スパナを多用します。
しかし、スパナはヘッドを傷めるので出来ればめがねを使いたい。
ラージでもスモールでもハンドチェンジの場合、使用するサイズが限られるので、携行用工具にもコンビネーションレンチを入れることにしました。
KTCのスタンダードツールは3.2mm~46mmまでラインナップされています。

ベスパの整備で必要なのは以下の7種類
MS2-07 7mm
MS2-08 8mm
MS2-10 10mm
MS2-11 11mm
MS2-13 13mm
MS2-14 14mm
MS2-17 17mm
これ以外はソケットレンチで対応出来る模様です。
車載だけなら14mmとかも要らないですかね

<おまけ>
50Sの分解→組み立てからは自分の工具を使う予定ですwww

<おまけ2>
工具箱を整理したら、ダブっている未開封のコンビネーションレンチやソケットが結構出てきました(笑)
なぜ同じサイズのものを何個も買ってしまうのだろう?

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