Monthly Archives: 2月 2018

クランクリプレイス


<バラされていたエンジンケース>
ブローしたクランクのリプレイスが完了した模様です。


<mazzucchelli社製クランク>
「細軸」とカテゴリされている19mm軸のレーシングクランクを組み込みます。
現在のメインストリームは20mm軸のようですが、その辺は今後のステップの余地としておきたいと思います。


ケースを空けた際にギアセレクタの状態も確認。
もともとは長方形ですが、画像のように徐々に摩耗して角が落ちてきます。
どのくらいまで削れてしまうとダメなのかは解りませんが、現状はまだ再使用の範囲内ということです。(乗り方でかなり差が出る)
サーキットランで使うのであれば、「1シーズンで1回ぐらいは交換しておいたほうが良いかもしれませんね」とのこと(byおやかた)

あとは3→2速へシフトする時のミス対応策としてセレクタのスプリングを強化タイプに変更してもらいました。
シフトチェンジのクリック感が明確になって操作性が向上することを期待しています。
(2速を通り過ぎてしまってニュートラルに入れてしまわないようにしたい)

WS000000
あとはフライホイールキットの到着を待つ感じです。
トラッキングを確認してみたらようやく日本までたどり着いた模様。
マロッシストアは180ユーロ以上の購入で全世界送料無料なのはうれしいのですが、配送オプションで配送の速いオーダーも出来るようにしてくると急ぎの時には便利っぽい。
うまく通関出来れば今月中には到着するかなー?

<おまけ>

<白糸の6番を逆から眺めるwww>
オヤカタは音速少年の残像的な感じでセクシーの立ち上がりからこのコーナーの進入まで軽くバンクを維持しながら綺麗なアーチを描いていました。
カッケー!
次回は私もコピーして見る予定。

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クソレバー


先日ネタ的にと思って購入した汎用可倒式レバーキットを装着してみました。
<関連ポスト>スモールのブレーキとクラッチレバー

予感を裏切らないクソレバーでした(笑)

うっかり「相当イケてる」というパターンも期待していましたが500%クソwww

ブレーキレバーは使用開始からわずか3周で撤去(笑)

ベスパ用に削り出したベースに、汎用サイズのレバーとストロークアジャスタを組み合わせているため、グリップとレバーの距離感や位置関係が全然イケてない。
大きな見た目に対して、テコが効かない位置からレバーが生えているのでタッチも悪いし何よりも全く効かないwww
ノーマルに戻すと、ギュッとドラムが閉まります。

クラッチはめんどくさいのでなんとなくそのまま使っていましたが、レバーの遊びがほぼ無い状態までワイヤを張ってもクラッチが最後まで切れない。
レバーを折りたたんでベース部分のみで握るとようやく締結が解除されます。

終了~~~

単なるファッションアイテムにもならなそうです。
旋盤で削り出したゴミですな(笑)
廃棄で!!

<おまけ>
やっぱり送料をケチらずにスポーツレバーを買えば良かった。
10本ぐらいまとめて買って1本当たりの送料を薄めてやる!!

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白糸スピードランド 2018-③

例によって火曜日はお店の公式「コソ練」の日
(公式にコッソリやっているwww)
FSNOさんと一緒に参加してきました
(おやかた・整備長・FSNOさんの4人4台)

今回はサーキットのお母さんがまさに開門ってタイミングで到着。
コース内をウロウロしてまずはライン上のゴミや補修部分の状態をチェックしました。
なんか汚い・・・
目についたイマイチっぽいヤツだけを弾き飛ばしてパドック設営に入ります。


今回はアラジンも持ち込んでみました。
年末辺りからのパドックアイテムの充実ぶりがすごい。
そろそろ走りに来ているのか?お湯を沸かしに来ているのか?の判別が微妙になるラインまでアウトドア化が進んでいます。


手際も相当に良くなって、FSNOさんと2人でササッと9時前にはサイト構築完了


自分の車輌はエンジンブロー後、バラバラのままなので今回はお店のレンタル車輌です。
102ccシリンダー以外はフルフルノーマル。
ま、仕様とかっていうより、エンブレムの斜めぶりがポンコツっぽくてイケてる。
いやイケてない・・・


結構早いタイミングでポロッと46秒台が出てあとはパッとせず。
「出した」というよりは「出た」的な感じなので感触は微妙www
(一応数周タイヤを暖めて、タイヤの温度計ってピットアウトしてからなので「出した」とも解釈出来るけど・・)


私の「緑」はET3用のギアにコンバートしてクロスミッション化していますが、この「赤」はノーマル。
50Sのノーマルは2速と3速間がワイドになっていてつながりが悪い。
2速完全吹けきりから満を持して3速に入れるも全然吹けない。

タイムビルト上で一番安定しているアウターリムの高速セクションがずーっとゴボゴボしてて速度が稼げない。
インフィールドも普段3速を使っている区間をずっと2速吹けきりのままで抜けて行かないといけない。
吹けないところではモヤモヤし、吹けきってしまうと「またフライホイールが千切れるかも?」とスロットを回す手が緩む。

難しいです(笑)

一方で・・・
インフィールドの旋回速度を極力維持しよう、落とさないようしようと試行錯誤している過程で、車体を立てたまま抑え込み的な乗り方や、ライディングフォーム等で「あ、これ良いかも?」的な発見も相当ありました。自分が上手くなればちゃんと乗れるはずってのを感じさせてくれるのでこれはこれでかなりアリですかね。
気を抜かずラクには乗れないライディングができたのでタイミング的には良かったかも。
たまにこれに乗るとチェックポイントが再認識出来る気がします。

皆様今回もありがとうございました。
次回もよろしくお願いいたします。
(ま、すぐだけどwww)

<おまけ>

満タンで持って行ったアラジンですが、1日燃やし続けてもこれだけしか燃料が減らない!
室内で使っているとどんどん減っていくのに・・・
フレッシュエアは燃焼効率が高いって事なのかなー?
やはりクランクも新型プロファイルの方がインテーク効率が高いのか!

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PX150Euro3で高速 その7?

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<青の写真を再利用。懐かしいなー>
お問い合わせ頂いたEuro3での高速道路走行。

結論から・・・

出来ればしない方が無難だと思います!!

フルノーマルだと4速全開で実測90km/h(メータは振り切れてます)
ビッグボックス装着+キャブレターのリセッティングでも実測97~95km/h程度です。

法定速度はともかく世の中の平均的な流れにはついて行けません。

最高速もショボいですが、そこまでの到達はもっとショボい。
4速に入れて回りきるのを待つしかありません。
一番寒いのは軽くスロットルを戻してからの再加速。
3速は使えないので、じっと回転数が上がるのを待つしか無い。
そこそこの交通量があるとあっという間に周りの車に取り囲まれてしまいます。

速度が出せない以上は後ろに下がって進路やスペースを確保するしかないのですが、周囲のほぼすべてのドライバーが2輪の性能性状に関しては不見識。しかもPXが90km/h以上は絶対出ないという事実は知るよしもありませんので、後続車には車間を詰められてしまうパターンになります。
思った以上に
・前には行けない
・後ろにも引けない
・横にも動けない
という状況に簡単に陥る(笑)

<過去のサンプル画像>

こうならないように気をつけていたにも関わらずハマりました。
写っていませんがまさかPXがこんなに遅いとは思っていない後続車にピッタリ張り付かれています。
PX的にはトンネルの手前からずっと4速全開のフケきり状態。
この時はそのまま前に抜けられましたが、ビビって後ろに下がったり、追い抜けずに並走してしまっても後続車はその状況を理解してくれませんので非常に危険な状態になっていたと思われます。

平坦な都市部の路線をちょっと乗る的なのはまだしも、長距離ライドや通勤等で毎日高速みたいな使い方には向いていないと思います。
(まー自分はやっているので説得力無いのですが、オススメはできないという事ですかね)

そもそも的な問題として、
10インチのチューブタイヤにストロークがほとんど無いヘボいサスペンション。
前後バランスの悪いボディに効かないブレーキ。
アクシデンタルな事が起きたらそれでおしまいっぽい。

私自身はEuro3で高速を使いまくっているのですが、交通事情や道路状況に天候や路面等々を鑑みるとPXは相当にハイリスクであると認識しています。

あくまで個人的な見解にはなりますが、
高速走行に関してはPCX等の国産150ccのリプレイスにはならないと思います。

そんな感じですかねー

<おまけ>
平坦な高速でもイケていませんが、
山岳路での実用性はほぼ0
東名の東京~御殿場間をたまに利用していますが、大井松田から先の右ルート・左ルート的な区間は80km/h台まで落ち込みます。
特に足柄SA手前の登りは4速が微妙になりさらに失速してしまいます。
最低制限速度を割り込んでいる可能性さえある。
終了です。

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チャンピオンクランク

うちの犬達はチャンピオン犬じゃない。
メニューにチャンピオン牛がズラリと並ぶ焼き肉屋に行ったことは無い。
私の人生で「チャンピオン」というワードは相当に無縁なのですが・・・
(あ、チャンピオンのトレーナーは1枚持ってるwww)

crank
<画像はイメージです>
2310様にクランクを頂きました。
(mazzucchelli社製。宅急便元払いサクッと送ってくれたwww)
チャンピオンが使っていたクランクなので、「チャンピオンクランク」。

わかりやすく表現すると、
バレンティーノロッシやフランコモルビデリが、
「あ、クランク千切っちゃったの?」
「スペアのクランクあるから(元払いでwww)送っておくよ!」
っていうのとほとんど同じwww

90年代で考えるなら、
レイニーやシュワンツ、ドゥーハンやマッケンジーが自分で空き箱にクランク詰めて郵便局で整理券取ってゆうパックのカウンターに並んでいる感じwww

すごい出来事だ!!

ありがとうございます!!!
早速組み込ませて頂きます。

さて、これでレーシングクランクを使うことが出来ます。
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これはノーマルクランク。
ロータリーディスクバルブの吸気面の切り欠きはこんな感じ。

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オーバーサイズシリンダー換装時にはこのくらい削るように示されています。
吸気開始のタイミングが早くなるのと、切り欠き部分の容積も増えますので吸気量も増大する。

crank2
レーシングクランクは切り欠きの位置と深さがいかにもそれっぽい感じの形をしています。(切り始めが上死点対側に近くなる&切り込みが全体的に深くなる的な?)

ロータリーディスクバルブだからピストンとの相対位置はあんまり関係ないのかな?
いずれにしても早いタイミングでより多く吸気出来るようになるって事ですよねー。

燃料を吹いても燃やすための空気が吸い込めないとちゃんと燃えない。
レーシングクランクは拡大したシリンダーキャパシティを十分に活かせる吸気容積を確保できる事になりますねー

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<これはノーマルクランク>
ま、本来の目的は同じ19mm軸でも原素材や加工的な部分でノーマル超の強度が確保されている事に期待しています。
パワーは出なくても良いので、通常のオーバーホールサイクルくらいの期間は壊れないエンジンに仕上げたいですねー

<おまけ>

その他諸々はネーデルランド(オランダ)まで移動中。
間に合わないかー(笑)

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