Malossi RS24サスペンションキット その1

image 年末に装着したマロッシRS24ショックアブソーバです。
すぐにインプレッションをポストしたかったのですが、チョコチョコとセッティングを変更していたら1500kmほど乗ってしまいました。
で、

換装したらスゴく良くなりました!!

って書こうと思っていたのですが、そーでもない(笑)逆?wwww
PXはその良さを劇的に体感出来たのですが、GTSは「うーん・・・」ってのが本音です。
グレートベスパも「結構変えたっていう部分でプラセボ効果出ちゃいますからね」とおっしゃっておりました。
確かに、首都高の合流部分の導入路等でメーター振りきりのままグーッと倒し込んで行ったときの路面追従性なんかは格段によくなってあまり気を遣わずにスロットルを開けたままにできるんですけど・・・

Malossi様からリリースされているESSサスペンション用のショックは純正に比べ、約10mm程度全長が短くなっています。
たかが10mmなのですが、組んでみると明らかに車高が下がります。
跨がってみるとリヤの腰高がかなり気になる。

一旦そのまま走り出してみましたが、リヤの軽薄な接地感が結構不安(笑)
純正と同じような感じでブレーキを握るとあっけなくリヤのABSが作動してしまいました。
試走コースの最初のコーナーではターンイン時のブレーキングでフロントへ大きく荷重移動し、リヤがズルズルとナチュラルスライド・・・・
よく言えばクルッと向きが変わったと表現する事もできますが、この調子だと下りとかバンピーな路面では怖くて曲がれなそうwww

現状、フロントのプリロードを少し強めに掛け、リヤのプリロードは最弱にして1Gでの車高バランスをなるべく水平になる方向にして、フロントのコンプレッションダンピングを上げて減速時の初期ダイビングを抑える感じでセットしています。

リヤショックはノーマルに比べ、装着後にキコキコしてみるとかなり良さげな動きを示します。心地よく動くので、ずっとキコキコし続けたいぐらい(笑)
しかし、強化されたスプリングレートやダンピングがライダー乗車時においてもその荷重をしっかりと支えてくれてしまうため、ノーマルの様に車高が下がりません。
フロントショック長が短いという関係上、かなりローダウンしてしまうために「前下がり・後ろ上がり」の傾向が強くでます。
また、GTS300にはフロントに装着されているスプリングが柔らかい様な気がします。もうすこしレートを上げて試してみたい。(マロッシ様のサイトにはレートアジャスト用のスプリングがまだ掲載されていない)

スクーターはフロントが軽くてリヤヘビーなので「前傾の方が良い」と言う方も結構いらっしゃるのですが、多分違うかな?って・・・私的にはリヤヘビーだからこそいたずらにフロントに荷重が動きやすいセッティングはダメなんじゃないかなーと思ったりしています。

まー走行性能のほぼ全てを決めてしまうタイヤがウンコなので、で近々(明日とかww)タイヤを新しくしてもう一度セットを試みることにしてみます。

<オマケ1>
ともかく前後の車高バランスが気に入らないので、試してみようかなと思っているのはフロントノーマルでリヤのみマロッシの組み合わせ。フロントショックはあまり換装の恩恵を受けていない気がします。中途半端にサスペンションリンクがボトムしてしまっているせいか、ハンドルカタカタも目立つし・・・
車体安定はなんと言っても駆動輪のトラクションを確保するってのが基本かなーって思ってます。(街乗りや高速道路程度の負荷入力でハードなフロントショックは不要という説もあり)

<オマケ2>
先日、サスペンションのセッティングはいくつ(?)ですか?バネレートはどのくらいの強さにしてますか?というメールを頂きました。
おそらく減衰の強さとプリロードの事だと思います。
装着初期の減衰力は最強の状態から9クリック戻し(中央値)を基準にして上げ下げしています。
(RS24というのは24段階の減衰力調節が出来るという意味らしいのですが、実際の製品は19か18段ぐらいしかありません←その事実を知ったときはかなりウケましたwwww)
ちなみに株式様では、「無理に回すと壊れちゃうから気をつけて!」というアドバイスも頂いちゃってます(笑)
それからプリロードをかけてもかけなくてもバネレートは変化しません。車高調整に使う機構です。
バネレートを換えたい場合にはスプリングを交換する必要があります。
以上!

This entry was posted in GTS300 Touring, メインテナンス, vespa. Bookmark the permalink.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA